息子が大学を卒業し、就職した今でも忘れられない悩みがあります。
それは、息子が小学生の頃に見せていた、落ち着きのなさ。
視野が狭くて、一つのことに集中すると他のことがすっかり頭から抜け落ちてしまうんです。
小学校低学年の頃には、登校後に校庭のチューリップに見とれて、弁当を置き忘れたまま教室に行ってしまったり、配布されたばかりの教科書をなくしてしまったり…。
休み時間に友達とのおしゃべりに夢中になりすぎて、授業が始まっていることにも気づかず、先生に注意されることもしょっちゅうでした。
自転車に乗っている時でさえ、何か考え事をするのに夢中になると、周りの状況が見えなくなってしまい、壁に激突!なんてこともありました。
「もしかしてADHDなのかな…?」
と、本気で心配した時期もありました。
学校の先生に相談したり、スポーツを習わせたり、犬を飼ったり…。
息子が少しでも落ち着いて、集中できるよう、親としてできる限りのことを試しました。
そんな時、ある男子校の見学に行ったんです。
活気あふれる雰囲気、先生方の熱心な指導、そして何より、息子と同じようにちょっとユニークな男の子たち。
「ここなら、息子ものびのびと過ごせるかもしれない!」
そう直感し、息子をその男子校に入学させました。
これが、息子にとって最高の選択だったんです!
男子校では、先生方が男の子の扱いに慣れていて、息子の個性を理解し、温かく見守ってくれました。
周りの友達も、みんなそれぞれ個性豊かで、息子も自分のままでいられました。
異性の目を気にせず、のびのびと過ごせたことが、息子にとって大きな自信に繋がったようです。
その結果、息子は部活動で活躍し、大学に進学、そして今は良い会社に就職しています。
あの頃の悩みが嘘のように、息子は大きく成長しました。
男子校のメリット・デメリットを正直にレビュー!
男子校って、実際どうなの?と気になる方もいるかもしれません。
息子を通して感じた、男子校のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
- 学業面: 進学実績が良い、勉強に集中しやすい環境、男子の特性に合わせた授業
- 精神面: 異性を気にせずのびのび過ごせる、自分らしさを発揮しやすい
- 人間関係: いじめが少ない、深い友情を築きやすい
- 学校環境: 自由な校風、男子校ならではの行事、面倒見が良い先生が多い
デメリット
- 異性との関わり: 女性とのコミュニケーション能力が育ちにくい
- 視野の狭さ: 多様な価値観に触れる機会が少ない。男ならではの価値観に偏りがち。
- 社会適応: 大学や社会人になってからの適応に苦労する可能性
- その他: 身だしなみや清潔感への意識が低い
息子にとって一番良かったこと
息子にとって、男子校で一番良かったのは、先生方の面倒見の良さでした。
男の子の扱いに長けた先生方のおかげで、息子は安心して学校生活を送ることができました。
また、多様な個性を受け入れる雰囲気も良かったです。
息子は、周りの目を気にせず、自分らしくいることができました。
最後に
男子校は、すべての男の子に合うとは限りません。
でも、もしお子さんが「ちょっとユニーク」で、「のびのびと成長してほしい」と思っているなら、男子校は選択肢の一つになると思います。
息子の経験が、少しでも参考になれば幸いです。
コメント